万博レポ #7 | シグネチャーグゾーン

シグネチャーゾーンは大屋根リング内の紫色のゾーン(画像は公式引用)
はじめに
この記事は、私自身の体験に基づいた個人的なレビューです。 感じ方は人それぞれ異なるため、一つの参考としてお楽しみ下さい。
3つの観点(好み・心を動かされ度・学び)で評価を記載しています。
写真は基本的に自身で撮影したものです。引用時は引用元を明記します。
X01:Better Co-Being
好み :★★★★★ 心を動かされ度:★★★★★ 学び :★★★★
万博唯一の屋外パビリオン。 最初に訪れた時は全然理解ができなかった。疲れた途中の屋外パビリオンだったからかもしれないが、アート?共感?って感じだった。 ただ、この展示を見た後に万博会場内を回ると景色が少し違って見えてきた。万博全体がこのパビリオンと似たアート味がある、そこに色んな価値観持った展示が混ざり合ってるんだ。アートが調和をとっているのか、異なる思想を許容している会場なんだと気づく。
そんなことに気付きリピートしたい気持ちが強くなった。
2回目に訪れた時、それぞれの展示はの受け止め方は人それぞれ。
それが混ざったのが最後の色なんだと理解ができた。1回目は青で、2回目がピンクだった。それぞれ違うけど、素敵な色だった。これが多様性の受け入れなんだろう。きっと。
万博唯一の屋外パビリオン
幻想的なキラキラ
ちょうど雨で輝く世界
この日はピンク
X02:いのちの未来
好み :★★★★ 心を動かされ度:★★★★★ 学び :★★★★★
ここは非常にメッセージの強いパビリオンであった。 人生が終わったらアンドロイドになれるか?という物語でいのちの形について考えるパビリオン。物語でも高齢の母親に死後のアンドロイドを望むか?などのシーンが出てくる。
たまたま親、自分、子供の3世代でここを訪問した。それぞれどんな気持ちで受け止めていたのかな?親も子もアンドロイドは嫌と言っていたが、そう簡単に割り切れるものかな?日常で一緒に過ごさなくても、たまに喋りたくなる時あるよね。今は受け入れ難いだろうけど、アンドロイド化の世界は訪れるような気がしている。自分も将来アンドロイドになろうと思った。
そうなると命の形が自由になるので、生きるとは何か?という問いになる。その答えの一例がモモなのだろう。自分の考えはまだないが、そんな将来を考えていこう。
いのちの未来
冒頭のアンドロイドは何を物語る
いのちの形が自由になったら
X03:いのちの遊び場
好み :★★★★ 心を動かされ度:★★★★★ 学び :★★★
子供たちの大好きな遊び場です。連れてくると毎回ここで遊びます。 楽器叩いたりして音鳴らして遊ぶ、自分も参加するけど結構楽しい。 別に音楽経験者じゃないけど、なんとなくノリとリズムで叩いてみる。子供とイキイキして遊べるこんな場は意外と存在しないと気付く。
根っこも楽しい。音を感じた後、生演奏で踊り遊ぶ。
ここも生演奏だが争奪戦にならないのは良心を感じる。
独特の内装
X04:null2
好み :★★★★★ 心を動かされ度:★★★★★ 学び :★★★★★
価値観を最大に広げることができたパビリオン。 まず予約が全然取れない(数%)ため、夏パスで毎日2ヶ月前予約を頑張った。ようやくお盆に予約を取ることが出来たので、折角なのでしっかり予習していくことにした。
特設サイトを見たが、学の足りない私にはちんぷんかんぷん。 ミラードボディはすぐ出来たんだけど、1970年万博や般若心経あたりが理解不能。亡くなった祖父が真言宗で毎日般若心経を唱えていたが、意味なんて全く知らなかった。この年で改めて般若心経の入門書を読むことから始めた。またYouTubeなども見ながら、1970年万博についても知っていった。
テクノロジの発展により、計算機が人間より賢くなる。そして時間の流れが早くなり人間の精神は段々追いつかなくなる。そういったときに、人間はヌルになるという選択肢を持てばいい。私の浅い理解だが、おそらくこういうことだろう。確かに般若心経の色即是空の現代版だ。
確かに近年AIの発達で、最近仕事してもAIにやらせることが増えた。頑張って得たスキルが明日には無駄になっている事例も多い。少しづつ貯まる不安感、この心の救済としての考え方だろう。 急変の時代にさらに対応していく生き方を提案してくれている。 原始的か牧歌的な生き方に適応していくことがヌルになるということだろう。近年おそらく直面することでしょう。
落合陽一さんは数年前から2025年の万博を見越してこれを作ってくれたのだ。現代の釈迦のようだ。。本当にありがとうございます。
外観
インスタレーションモード
ダイアログモード
ヌルの森へ
X05:いのち動的平衡館
好み :★★★★★ 心を動かされ度:★★★ 学び :★★★★★
動的平衡って何?学のない自分は、まず福岡先生の動的平衡の本を読んだ。「命って動的なものである」、ごもっともであり非常に勉強になった。自分はどちらかと言えば物質主義的な考えが強く、命も1,0の世界だと思っていた。けれど近年、何もかも動的と捉える方が良いという考えに移行中であったが、命も動的と捉えるのは個人的には新鮮だった。
動的平衡館はおそらく学問のきっかけになってほしいパビリオンだ。
立体的なシアターシステムのクラスラも素敵ではあったが、ここから動的平衡を感じるのは難しい。最後の福岡先生の解説一番わかりやすい。
どちらにせよ、学ぶ・考えるきっかけを与えてくれたことに感謝する。
小学3年生の我が子も動的平衡については少し知っている、そこも良い機会だった。
動的平衡館
X06:いのちめぐる冒険
好み :★★★★★ 心を動かされ度:★★★★★ 学び :★★★
ここもかなり好きなパビリオンの一つ。 シグネチャーといえば、考えたり学んだりすることが多いが、これは単純に演出が好き。学生の頃、マクロスが好きだった影響が大きい。マクロスFにΔを見てきたが、特有の歌と演出による高揚感がたまらない。
恥ずかしい話が、最初にパビリオンを訪れた時は河森さんがプロデュースと知らなかった。たまたま当日予約でタイミング良く取れたパビリオンでしかなかった。無知で超時空シアターを見た時のあの高揚感、かなり既視感があった。なんかこれ知ってる・・・。めっちゃ好きなやつだ!と思って、演出終了後に河森さんのことを知った。
菅野よう子さんの音楽に中島愛さんの歌声。 これは自分の好みど直球。世代すぎる。。499秒の音楽はYouTubeで公開されていたので、何度も聞き直した。
全てを知った上でもう一度見にいった。 やっぱりこれだ。。しかも命という重厚なテーマにあう高揚感だ。ここまで世界観に入り込めるVRコンテンツも世界初じゃないかな?食物連鎖の循環をダイナミックに体験できる。これはマクロスの高揚感と似て非なる物だ。歴史と生命をリアルに体感できる。エンタメ枠ではない。
またこのパビリオンのユニフォームは万博で一番のお気に入り。 (嫁はガンダムパビリオンの制服推しだ。)
万博最終日の最後のパビリオンになる予定だ。(2ヶ月前予約で当選)
最後に嬉しい限りだ。
いのち球
独特の建物
制服が良い
https://youtu.be/SdxSxa2cgQc?list=RDSdxSxa2cgQc
Animaの方も面白い。
こっちは超時空シアターほどの没入感は無いが、シアターでは正面でなくいろんな方向を向いてほしい。特に横を向いた時に見えるカーテンに映る演出はとても幻想的である。スクリーンでない立体的な演出の実験をされているように思った。
カーテンに映る演出
カーテンに映る演出
X07:EARTH MART
好み :★★★★★ 心を動かされ度:★★★★ 学び :★★★★★
万博で一番目に入った記念すべきパビリオン。当時は右も左もわからず、戸惑いが多かったので気付きが他より薄いかもしれない。 食に関する展示、数に関する展示が多数あった。中国、アメリカなど各国で卵の消費量を視覚化して展示していた。へぇーっとなる部分は多々あったが地理や経済などの背景を理解していたらもっと面白かったのかもしれない。
未来の食の展示も楽しかった。 味と技の継承の調理は非常に素晴らしい。これは本当に次の革命になると思っている。今もオートクッカーやら出てきているが、食の自動化だけは次の革命だと思う。世界的な動向はどうなんだろうか?
ここは家族で全員で行く最後のパビリオンとなる予定。(予約あり)
25年後に家族全員でまた梅を取りに行くのがささやかな夢。
色・食(しょく)
味の記憶キッチンは本当実現してほしい
X08:いのちのあかし
好み :★★★★★ 心を動かされ度:★★★ 学び :★★★★★
ここも自分の心をかなり動かしてくれてパビリオン。 対話の内容によって評価が分かれるとよく言われるが、そういうことではない。それも全て含めて受け入れることがメッセージだと理解している。
二度このパビリオンには訪れたが、1回目も2回目も特別話が面白い人ではなかった。手を怪我した時の話や、夫婦で毎年北海道に行ってる話など。でもその人にとっては特別なエピソードだったんだ。
普通に対話したり傾聴することが、この分断の世界において大切なんだと思う。このパビリオンは優しく伝えてくれている。
SNSでも、誹謗中傷や炎上もあるが、それぞれの価値観や状況もあるので、聞いてみるか対話してみれば?と改めて思う。
夜の校舎での授業みたいで少しワクワク